会社分割（吸収分割）による環境事業部門の承継に関するお知らせ

2007.10.29

平成19年10月29日
会 社 名　 リコーエレメックス株式会社
代表者名　代表取締役 社長兼CEO 橋本　誠
（コード番号：7765 東・名証第二部）
問合せ先　取締役兼常務執行役員
経営管理本部長　弦間　憲一
（TEL 052－734－0260）

本日10月29日開催の当社取締役会において、当社は平成20年1月1日を期して、下記のとおり当社の環境事業部門を会社分割（以下、本分割といいます。）し、アンデス電気株式会社に承継させることを決定いたしましたので、お知らせいたします。

記

1.会社分割の目的

当社は、『経営資源の最大効率化のためにコアコンピタンスを共有する３つの事業「情報機器」、「計量・計測機器」、「精密機器・部品」に特化し、事業全ての発想、行動はお客様起点で定める』ことを経営の基本方針としてまいりました。
環境事業は、日本国内において主に業務用空気清浄機の製造、販売及び保守メンテナンスサービスを行っていますが、今後当社として積極的に資源投入を図る精密加工分野とのシナジーが少ないと判断し、本分割によりアンデス電気株式会社に事業を移管することといたしました。

2.会社分割の要旨

1. （1）分割の日程

1. （注）当社は、会社法第784条第3項による簡易分割に該当するため株主総会を開催いたしません。
2. （2）分割方式
   アンデス電気株式会社を承継会社とする吸収分割。
3. （3）分割の対価
   本分割の対価としては、アンデス電気株式会社における資本金額に変動を生じさせない方法として金銭とし、アンデス電気株式会社は、承継資産額160百万円から2007年12月末日時点での承継負債額を控除した額の分割交付金を当社に支払います。なお、承継負債額を現時点では106百万円と予想しており、この場合の分割交付金は54百万円となります。
4. （4）対価の算定の考え方
   当社及びアンデス電気株式会社は、次のとおり有形資産、無形資産を算定し、最終的に分割の妥当な対価を算出しました。具体的には、有形資産については、その簿価を基準として減価の程度につき各有形資産に対する両社の利用目的・利用効率性・利用価値・利用可能性等を総合的に考慮して、分割予定日における予定帳簿価格の約8割にあたる91百万円といたしました。無形資産については、事業実績、その推移の変動状況から将来性を予測し、その無形資産が両社の経営戦略上、販売・操業・投資管理などの各機能において重層的に活用され利益を生みだす、あるいは、失う効果も考慮したうえで、両社双方が納得できる価格として69百万円といたしました。以上の結果、本分割の対価を承継する資産の額を160百万円といたしました。承継させる負債として、空気清浄機の保守契約に係る前受金（予想金額106百万円）がありますので、実際に交付を受ける金額は、当該前受金残高を差し引いた額（予想金額54百万円）としております。
5. （5）分割により減少する資本金等
   本分割により減少する資本金等はありません。
6. （6）分割会社の新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
   該当事項はございません。
7. （7）承継会社が承継する権利義務
   当社の環境事業にかかる資産、負債及び契約上の地位の一部を承継します。なお、当社と当社の従業員との間の雇用契約及びこれに付随する権利義務は承継いたしません。
8. （8）債務履行の見込み
   本分割において、当社及び承継会社が負担すべき債務履行の見込みについては、問題ないと判断しております。

3.分割当事会社の概要

4.分割する事業部門の概要

1. （1）分割する部門の事業内容
   業務用空気清浄機及びその周辺設備の製造、販売及び保守サービスの提供
2. （2）分割する部門の経営成績

（単位：百万円）

1. （3）分割する資産、負債の項目及び金額（平成19年9月30日現在）

（単位：百万円）

5.会社分割後の上場会社の状況

以　上